自毛植毛とは

自毛植毛とは

自毛植毛のいろいろ

自毛植毛にもいろいろあります。

 

しかし基本的な植毛技術差はさほどないと思っていいと思います。

 

増毛の場合ですと、増毛の際に何本付けるという考え方をしますが、自毛植毛の場合は植物のように何株という表現になります。

これは自毛を採取する(ドナー)際に、1株に毛が1本の場合もあれば3本生えている場合もあります。ですから1000株採取した場合、最低1000本の毛を移植するのですが、先ほどお話しましたように、2本とか3本生えている株もあるため1000本以上の移植をするということになります。私の場合1500本のドナーから1900本近く採取できました。特に若い頃は1つの毛穴から3本生えていることが多く、年齢を増すごとに3本から2本、1本と減ってきます。

薄毛が気になりだしたら、同じ毛穴から生えている本数が減ってしまい薄くなることもあります。写真を比較しても分かるように、上の方が1つの毛穴から3本生えている株が多いですよね。下の写真は1つの毛穴から1本の毛しか生えていません。1株とはこの毛穴ごと移植しますから、1株最低1本の毛と考えていいと思います。

 

どのクリニックでカウンセリングをしっかりしてくれますので、疑問に感じることはカウンセリングの際に聞いてみましょう。

 

植毛技術の違い

・ニードル法植毛器具で株を植え込みます。頭皮の傷が小さいのと、間隔や角度も調整でき、生え際部分に向いてます。

 

・ダイレクト法メスは使用せず、吸引採取します。傷が数日で目立たなくなり生着率も高く、手作業に比べるとダメージが少ないメリットがあります。

 

・ボズレー式生え際は細い毛を使い、頭頂部に向けて太い毛で濃くしていくというグラデーション技術が売りで、自然な仕上がりです。

 

・ストリップ法生命力の強い毛を後頭部から採取することで、突っ張り感が少ないのが特徴です。後頭部ということで、傷も目立ちません。

 

 

施術時間はどのくらい

多くのクリニックは通常3回行くことになります。1回目はカウンセリングで、これは自毛植毛の説明と、当事者の髪の毛の状態を見ながらのカウンセリングです。この時何株ぐらい移植することで、どんな風に改善していくかの説明をされます。予算と移植株数から、その人に適した移植場所と毛の向きなど念入りな打ち合わせができます。

 

2回目は施術当日になります。内科のように特に食事制限はありません。約束の時間にクリニックに行き、待合室で呼ばれるまで待機します。ここでいうクリニックは美容系ですので、他のお客さんと会うことはなく、周囲を気にすることはまったくありません。ほとんどが完全予約制で、貴方のためだけにクリニックは準備してくれてます。施術室でもDVDや本など自由に過ごしているうちに終わってしまうぐらい、落ち着いた雰囲気の中で行われます。時間は半日ぐらいと考えましょう。これは移植する株数により時間が違うからです。女性の胸を豊かにする施術やダイエット吸引施術とは違い、施術後の痛みもほとんどなく、術中も比較的気楽に過ごせます。

 

 

3回目は、施術から半年後に経過状態を見ます。自毛植毛は、施術後1週間から1ヶ月ぐらいで一度移植した毛が抜けます。これは生え変わりをするためです。自毛は抜けてもまた生えてきますよね。抜けて2ヶ月ほど経過すると、新しい自毛が生え始めます。この時が自毛植毛して本当に良かったと感じる時だと思います。日々を重ねるごとに毛は伸び、6ヶ月ほどで2センチぐらい伸びてくるでしょう。施術半年後に経過状況を見るのは、移植した株の定着率や皮膚のトラブルはないかなどの確認になります。

 

 

これで晴れて自毛植毛の過程は終わりです。どうですか、思っているより簡単だと思いませんか。増毛のように毎月のメンテナンスに行く必要もないんですよ。

 

 

人がいくら近くによってマジマジと見られても、自毛だからまったく違和感ありません。

 

自毛植毛の費用について