猫に与えてはいけない物

猫は人が食べるものを欲しがります。
可愛いのでついついあげてしまいたくなりますよね。
しかし与えてはいけない食べ物があることを知っておいてください。

 

 

家庭の中には人間にとっては良いが、猫にとって危険なものが沢山あります。
猫に与えてはいけない食材や、与えすぎてはいけない食材を猫の目が届かない所に置く必要があります。

 

猫が入れない部屋に置いたり、猫が開けられない扉にしまったりと方法はありますが、猫も習慣が身についてくると扉を開けることも覚える時があります。
十分注意してください。

与えてはいけないワースト3

ワースト3. 鶏の骨

 

鶏の骨は尖っています。
竹のような感じですね。鳥の骨を折ると分かりますが、縦にとがった状態で割れます。これを飲み込むと消化管を傷つけてしまいます。
豚や牛の骨は噛むと砕けるのですが、鳥の骨は砕けないので危険なんですね。

 

 

ワースト2. ネギ系類

 

玉ネギ・ニラ・ニンニクはネギ類です。人にとっては血液をサラサラにしてくれるので良い食材ですが、含まれているアリルプロピルジスルファイドという成分は猫にとって赤血球を破壊するので悪い食材です。絶対に与えてはいけないのです。
注意したいのは、加熱しても分解されずに残りますので、スープ系やハンバーグやカレー・シチューなど、ネギ類が溶け込んだ食品も注意が必要です。

 

 

ワースト1. 塩分が多いもの

 

塩分排出が苦手なので、塩分過剰摂取は心臓や腎臓疾患の原因になります。
人間が薄味と感じるレベルでも高塩分なのです。
可愛くてもその誘惑に負けず、与えるのはやめましょう。

 

 

与えすぎてはいけない素材ワースト9

9.ホウレンソウ

 

「シュウ酸」が多く含まれているので、シュウ酸カルシウム尿石症の原因になります。

 

 

 

8.チョコレート

 

チョコレートの原料カカオに含まれている「テオブロミン」が中枢神経を刺激して悪影響を及す。カカオ含有量の多いアイスクリームやお菓子も注意が必要です。

 

 

 

7.イカ・タコなど魚介類、カニ・エビなどの甲殻類、貝類

 

生魚や、イカ・タコ、スルメなどは消化しにくいので、下痢や嘔吐の原因にる。特にイカや貝、カニ、エビなどに含む「チアミナーゼ(アノイリナーゼ)」という酵素は、ビタミンB1を分解してしまうので、食べ過ぎるとビタミンB1欠乏症を発症しますが、チアミナーゼは加熱すると破壊されるので、加熱した場合は問題ありません。

 

 

 

6.生の豆・ナッツ類

 

消化しにくいので、下痢や嘔吐の原因になります。

 

5.生卵

 

 

「アビシン」という酵素が皮膚炎や成長不良を引きおこす。加熱調理すれば問題ありません。

 

4.砂糖

 

 

アイスクリームや菓子類は、糖尿病・肥満・歯の健康のために与えないようにしましょう。

 

3.煮干・海苔

 

 

「マグネシウム」の摂取過剰により、尿路疾患を引きおこす可能性があります。
猫に煮干を与えている飼い主を見かけますが、過剰に与えるのはやめましょう。

 

2.米飯

 

 

ビタミンやミネラルが少ないので、成長不良・代謝不良による肥満を引き起こすことがあります。

 

1.レバー

 

 

ビタミンAや ビタミンDが過剰なので、食欲不振・関節炎を引きおこします。

 

人にとっては栄養素となるものばかりです。
しかし猫にとっては身体に影響を与えるものなのです。

 

どれも食べて直ぐに異常を発する訳ではありませんが、蓄積されると突然症状が現れます。
下痢や嘔吐の症状が出る食品は、人が食べてもさほど影響がありませんが、小さい猫の消化器官を考えれば、人と同じものを口にするのですから、下痢や嘔吐になっても不思議ではありませんよね。

 

小さい猫が口にすることを念頭に置いて下さい。

 


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