猫の食事
人と同じように、猫の健康も食事が大切です。
猫は当然人と会話はできませんから、食事の管理をあなたがしてあげる必要がありますよね。
まず、人と猫は必要な栄養素も違うことを知ってください。
人が食べてるから害はないだろうと考えるのはとんでもなく大間違いなのです。
猫は与えれば与えた分食べてしまいますし、人が食べているものを欲しがったりもします。
ポイントは、人に必要な栄養素と猫に必要な栄養素が違うということです。
人が日常口にしているもの中には、猫の体調を崩す食材が多いので、与えないようにすることが健康を維持するために大切なことなのです。
子猫の時には母親のおっぱいと同じように乳製品も必要ですが、言うまでもなく猫は肉食動物です。
しかしながら、スーパーやペットショップなどの猫缶売り場へ行くと、魚の缶詰ばかりが目につきます。
ですから猫は魚がメインなのかと勘違いしてしまう飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
日本が島国で周囲を海に囲まれ、魚が捕獲しやすいのでこうなったようです。
しかし、本来は肉食動物ですから、必要な栄養素は魚の缶詰だけを与えていたら当然栄養が偏る事になります。
当然病気の元にもなるんです。
猫○気などの安いドライフードは特に不純物が多く、猫の食いつきだけを優先させた商品です。
本来猫が摂取しなければならない栄養素はほんの少しで、人が絶対に口にしたくない食材を名前を変えて加えています。
こんな不純物の多い片寄った食事をさせないためにも、ここでは食事に関するポイントや、与えてはいけないものなどを説明いたします。
食事の量 目安
体重や運動量によっても違うので、正確には下記の計算式から算出すれば、愛猫の適切量がわかります。
一般的な１日に必要な量は、成猫では体重１kgに対し80kcalです。
しかし室内飼いで運動が少ない猫は、体重１kgに対し約70kcalでいいでしょう。
これは食事以外にあげるおやつも含めてのエネルギー量です。
テレビＣＭなどで、太ってまん丸な猫を見たことがありますが、運動不足と過剰な食事が原因ではないでしょうか。
こうなってしまうと、命の危険信号にもなりかねません。
太ると動けなくなりますから、余計に肥満が加速します。
もし愛猫が肥満気味であれば、間食などのおやつを控えたり、低カロリーフードにすることをお勧めします。
妊娠している猫は人と同じように通常のエネルギーでは足りません。
通常の２倍から４倍のエネルギーが必要になり、高栄養価の食事を選ぶなど、猫の様子をみながら与えましょう。
エネルギーはフードパッケージに表示されてます。
猫用の軽量スプーンを使うと量が計りやすく、適切なエネルギーにあった量を与えることができます。
体重４kgの場合（成猫） １日に与える食事目安
体重 × 必要カロリー × 必要な摂取カロリー
（例）
４kg × ７０〜８０kcal ＝ ２８０kcal〜３２０kcal
４kgの猫の場合、１日に必要な摂取カロリーは２８０kcal〜３２０kcal になります。
フードの箱にグラムあたりのカロリー数が書かれていますので、２８０kcal〜３２０kcalには何グラム必要ななのか算出してください。
それを食事の回数で割れば、１回の食事量が算出されますよね。
ほとんどの飼い猫は１日２回の食事なので、２８０kcal〜３２０kcalを２回で分け、１回あたり１４０kcal〜１６０kcalになります。
食事の回数
目安の量で１日に必要な摂取カロリーを説明しました。
これは１日なので、食事のたびに必要なカロリー数ではありません。
一日の必要な摂取カロリー数 ÷ １日の食事回数 ＝ １回の食事の摂取カロリー数
野生の猫は自分で狩をして食事をします。ですから食事は１日２回ではなく複数回に分けて食べるのが本当の姿です。
しかし人間と共に生活をするにはそうはいきません。
ですから２回に分けて食べさせるのが良いとされてるのです。
もし１食にしてしまうと空腹時間が長くなり、急いでがっついて食べてしまいますので消化不良を起こしやすくなります。
食事と食事の間が長いと、脂肪吸収率も高くなるので、肥満な猫になる可能性もあります。
２回でも３回でもいいですが、人と共存しながら負担の少ないライフスタイルにしてあげましょう。
もし、愛猫がまだ子猫であれば、一度に食べれる量が少ないので、食事回数を増やしましょう。
年齢による食事の切り替え
年齢が変われば必要なカロリーや栄養素も変わります。
フードにも適正年齢の表示がありますので目安にできますよね。
フードの切り替えは一度に全部を変えるのではなく、今までのフードに混ぜる様にします。
２週間ぐらいで完全に切り替える様にすれば良いでしょう。
幼猫期は主に発育に良いとされる栄養価の高い食事にしてあげましょう。
成猫期は身体も整ってきます。健康優先のバランス栄養食にしましょう。
高齢期は体力や器官に疲れが見え始めます。食べやすい食事であることが大切です。
妊娠期は母体と胎子の栄養を摂取しなければなりません。栄養価の高い食事にしましょう。
胎子の成長にともなって胃が圧迫され、１回の食事量が減ることがあります。
少量でも栄養価の高い食事を選ぶこともポイントで、いつでも食事できるようにしてあげましょう。
授乳期は授乳するので母猫に通常の２〜４倍のエネルギーが必要です。
栄養素が整い、天然素材でできたお勧めのキャットフードは世界でも数えるぐらいしかありません。
フードメーカーもビジネスですから売れなくてはなりませんし、一番に考えるのが猫の食いつきなのです。
しかし猫の身体や健康を考えた場合、ビジネスから考え方を外し、猫に優しく健康に良いフードがいいのです。
おすすめキャットフードは世界的にも人気が高い以下の3つではないでしょうか。
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せっかくなら、愛猫の喜ぶ美味しいフードを与えてあげたいですよね。
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それにも関わらず、コスト削減のため、ほとんどのキャットフードに安価な穀物が使われているのです。
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今お使いのフードは大丈夫…？
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さてここで、ちょっと怖いお話です。
一般的に小麦などの穀類が含まれることの多いキャットフードですが、
猫にとって小麦は消化しづらく、内臓に負担がかかる可能性も高いもの。
原料コストを抑えるために
こうした成分を多く配合しているにも関わらず
「高品質」を謳う製品も存在しています。
知らず知らずのうちに、
そんなフードを、毎日愛猫に与えてしまっているとしたら…
また、
「サプリメントで栄養分を補給しているよ」
という方も、注意が必要です。
なぜなら、中には摂取量が多いことで
毒性に働く可能性がある成分があるから。
結局、専門家によって配合されたフードを
与えてあげることが安心という訳なのです。
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そして栄養素の以外にも気をつけなければならないことがあります。
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人も水を必要とする様に、猫も生きていくのに必要です。
猫に必要な水の必要量を、猫と水で説明しています。
